2001年9月15日交配から61日目 ルビーは出産しました。
AM8:30
体温が39.2度に上がっていました。
サークルの中に、切った新聞紙を入れてやったら
自分から入っていきました。
AM9:00
おしっこ・ゲリ便の回数も増えだし
病院開院を待って、獣医さんに再度連絡する。
AM9:30
破水。少量ずつ何回もする。弱い陣痛も始まる。
AM10:00
陣痛が強くなり、いきみだす。
AM10:20
第1子誕生。オス。240g
ルビーはカンが戻らず、肝心な顔周辺をなめないので取り上げて、
へその緒を切る処置を施しタオルでマッサ−ジしたらようやく鳴きだした。
胎盤を戻すが、ルビーは食べなかったので捨てる。
AM11:25
第2子誕生。オス。220g
羊膜から出て、胎盤もついていなかったが、ルビーはちゃんと世話ができた。
標準体重で元気な仔が続きホッとする(^.^)
AM11:45
第3子誕生。オス。200g
2号くんの胎盤も出ないままあっという間に生まれてきた。
やはり羊膜から出て、胎盤なし。呼吸を促す。
PM12:45
第4子誕生。メス。160g
昼食でちょっと離れていたら、ゴソゴソ音がするので見に行くと産まれていた。
動いていないので体ごと振って鼻を吸い、マッサージしたら息を吹き返した。
よかったー。
PM14:05
第5子誕生。オス。180g
また羊膜から出ている。今までの胎盤もまだ全部は出ていない。
息はしているが、鳴かないのでタオルマッサージを続ける。
ルビーは母性が強くなってきて、威嚇の表情をする。
PM14:45
第6子誕生。メス。135g
いきまずに産まれたこの子がレントゲンでわかっていた一番小さい仔だろう。
やっぱり羊膜に包まれておらず、胎盤もない。
ルビーはなめずに、新聞紙で隠そうとする。まだ諦めないでヨ!
取り上げ必死の蘇生を試みる。
甲斐あって動き出したが、おへそのあたりから出血がとまらない。
へその緒が引きちぎられたせいか、皮膚が5mmほどずつV字に裂けてしまっていた。
消毒液をつけたら止血したけど心配なので、獣医さんに連絡。
このまま血が止まっていたら明朝見せに来るよう指示を受ける。
PM16:32
第7子誕生。メス。200g
ルビーも疲れたのか頭が出ているが体が出にくそうだったので、
ガーゼを手に巻き、いきみに合わせて引っ張ってあげた。
マッサージをして、一声鳴いたところでルビーにまかせる。
PM16:50
第8子誕生。オス。160g
7号の世話をしているうちにスルッと産まれてきたが、ぐったり動かない。
また、ルビーはなめようとしない。諦めるのが早いでしょ!
体ごと振って、鼻を吸い、マッサージしても動かないので、口をつけて
人工呼吸のように息を吹き入れること2回。ようやく呼吸開始。
まったく最後まで、ハラハラさせるお産でしたが、これで終わり・・・?!
PM18:30
第9子誕生。メス。220g
やっぱりいましたもう一匹。緑色の大きな胎盤と一緒に産まれてきたこの仔は
胎盤剥離していて、何を施してもどれだけマッサージしても
息をしてはくれませんでした。
「他のみんなをこの世に一生懸命送り出してくれていたのでしょう」という、
お友達からの優しいメッセージが忘れられません。
ありがとう9号ちゃん。あなたの分まで頑張るからね。
悲しみの中、ルビーにはねぎらいの卵黄と牛乳を少し飲ませ、
緑色の胎盤がべったりついているお尻周りや身体をぬるま湯で拭いてあげる。
元気におっぱいに吸い付くパピーたちを、一生懸命なめてあげるルビー。
結局胎盤がすべて出たのか不明のまま。
離れた胎盤は、陣痛が起きないと出てこないので
後産が長引くかもしれないと獣医さんに教えられた。
PM20:30
しばらくルビーに預けていた6号ちゃんのお腹がまた出血しだした。
ルビーがなめすぎたせいだと思われる。
慌てて獣医さんに電話し病院へ。
なんと産まれたばかりなのに、6針も縫わなくてはいけなかったそうだ。
体温が低いので、保温と人口哺乳の指示をうけるが、
ちゃんとケアできればこの仔は大丈夫だよと言われ少し安心する。
保温には、先輩Pさんのアドバイスに従い、ペットボトル湯たんぽを。
のちに先輩Jさんにお聞きしたところ、
「135gで産まれた時点で最悪の結果も想像できた。
普通の獣医なら手の施しようが無いと言われるだろう。
生後まもない仔犬の外科手術ができる獣医は少ない」と喜んでくださった。
産室 ここはリビングに続く和室です 南向きなので雨戸を閉めて、暗くしています まさにお座敷犬! |
うじゃうじゃ・・・(^.^) こんな小さな籠じゃあ、すぐに這い出てくるんだよね |
今回の妊娠・出産には、
ロイヤルジュエリーのジュエルママさん、ピーチエイトさんからの
ブリーダーとしての適切なアドバイスと、
たくさんのお友達の応援・励ましにとても支えられました。
おかげで困難や危機も乗り越えることができました。
言葉では言いつくせないほど感謝の気持ちでいっぱいです。
心からお礼を申し上げます。
私に8頭の宝物を授けて下さって、ありがとうございました。